大阪ガス都市魅力室の山納洋さんが主催されているTalkin’Aboutに参加してきました。話題提供者は加古川市でICTを活用したまちづくりに取り組まれている多田功さんです。
Talkin’Aboutとは?
“Talkin’About”は、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。
話題提供者は加古川市でICTを活用したまちづくりに取り組まれている多田功さん
今回の趣旨は
ICT・AI・ビッグデータ等のテクノロジーを援用し、生活・環境・経済活動・教育・交通・行政といった分野における活動を最適化し、地域課題を解決する取り組みを“スマートシティ”といいます。 高齢社会の到来、社会インフラの老朽化、環境問題の深刻化、エネルギー不足への懸念といった課題が前景化する中で、持続可能なまちをいかに実現するか、その手法として期待を集めるようになってきています。
加古川市では、小学校の通学路や学校周辺、公園周辺を中心に見守りカメラ約1,500台の設置、災害情報伝達手段の高度化など、官民連携によるICTを活用した安全・安心のまちづくりにかかるスマートシティの実現に向けた取り組みを行っています。 また、オンライン上で多様な意見を集め、議論を集約し、政策に結び付けていくための市民参加型民主主義プロジェクトのためのツール「Decidim」を、国内で初めて導入しています。
今回のTalkin’Aboutでは、加古川市の取り組みについて多田さんにご紹介いただきつつ、市民中心のサービス実現のためのICTの活用やデータ連携とはどういうものか、我々が目指すべきスマートシティとは何かについて話し合います。



以下、狩野のオボロげな備忘録です。あやふやなメモです。ご了承ください。
加古川市の見守りカメラ
加古川市が見守りカメラを設置した理由
平成28年からスタート。カメラを設置した理由は安心安全のまちづくりのため。犯罪率がワースト4位。未解決事件。人口を減らさないため。
→設置後、犯罪件数が減った。
「かこがわアプリ」は位置情報を自動的に保護者に通知
特にすごいのは見守りをサポートする機能。子どもや高齢者の人が持つ「見守りタグ」アプリが検知し、位置情報を自動的に保護者に通知。
位置情報の通知はさまざまな用途に
・認知症の早期発見に活用できないか
・水位センサー
・河川カメラ
・3D都市モデルを活用したまちづくり
(市バスや公用車に取り付ければ渋滞予測もできるのでは?)
G20 Global Smart Cities Allianceパイロット都市
スマートシティを社会実装していきましょう。日本が議長国。岡田市長が見守りカメラについて話したそう。

市民参加のためのデジタルプラットフォーム「Decidim」を活用
日本初で導入。
参加型合意形成プラットフォーム「Decidim」とは? – 加古川市 市民参加型合意形成プラットフォーム
バルセロナやヘルシンキなどで使われている、「Decidim(デシディム)」というツールを一般社団法人コード・フォー・ジャパンが中心となり、日本語化を行ったもので、世界中の30を超える自治体で利用されており、日本国内では本市が初めての導入となります。
荒らしはない。Decidim上は匿名。実名で登録する必要があるため。加古川市民じゃなくてもコメントが残せる。
行政の情報を高校生が知らない。高校生とワークショップ。
デンマークのデジタル庁の話。
Decidimは2020年10月スタート。外堀から埋めていっている。市役所という建物はいらないと思っている。
加古川市 Decidimのアカウントをさっそくつくってみた件
Facebookでログインしようとするとエラーが発生。新規入力すると生年のところではじかれてしまいました…。生年月日を入力してことでエラーにつながったようです…。
もっとハードルが低くなって市民参画が増えればいいですね。ちょっと違いますが長野県佐久市のSlackを使った動きも面白いです。
質問|オボロげなメモ
・国交省は成功事例を求め、スマートシティーを量産しようとしている。地域によって違う。役割分担が変。
・見守りカメラ。利益につながってはいないけれど犯罪発生率が落ちて防犯コストが下がったという考え方。心理コスト。
まとめ
多田さんの話を聞いて、台湾のオードリー・タンさんが透明性を担保するため+権力を集中させないために行政が正しく機能しているのかどうか誰でも見れる仕組みにしているのを思い出しました。それも今後どこかにまとめておきたいです。(→ここに書き散らかしています)
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