スラッシャーになってスキルも仲間も増やそう! 神戸市つなぐラボ・長井伸晃さんに聞くセルフプロデュースの極意とは?

長井伸晃 情報発信

大阪ガス都市魅力室の山納洋さんが主催されているTalkin’Aboutに参加してきました。話題提供者は神戸市企画調整局 つなぐラボ 特命係長の長井伸晃さんです。

Talkin’Aboutとは?

“Talkin’About”は、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。

話題提供者は神戸市役所の長井伸晃さん

今回の趣旨は

今回のTalkin’Aboutでは、神戸市企画調整局つなぐラボ特命係長として、これまでにフェイスブックジャパンやヤフー、Uber Eatsなどとの事業連携を通じて課題解決や新たな市民サービス創出に取り組む一方で、クロスメディアイベント「078KOBE」や「TEDxKobe」、全国の公務員コミュニティ「よんなな会」などのイベント・コミュニティ運営に関わるとともに、神戸の知られざる魅力を発掘・発信するNPO法人「Unknown Kobe」を設立し、まちあるきイベントや地域の魅力をライブ配信するなどの活動を精力的に行っている長井さんを迎え、「複業の可能性」をテーマに話し合います。

でしたが、冒頭で長井さんは「官民連携」がキーワードと話されていました。

以下、狩野のオボロげな備忘録です。めちゃくちゃあやふやなメモですのでご了承ください。

スラッシャーになることで自分が現実に追いついていく

・スラッシャーとは複数の肩書をもつ人。長井さんは神戸市つなぐラボ特命係長 /神戸大学非常勤講師/078運営委員/よんなな会・オンライン市役所運営スタッフ/NPO法人Unknown Kobe理事長/内閣官房シェアリングエコノミー伝道師などなど、いろんな/がある。

・/があると、スキルアップやいろんな人と知り合う場になる。

・3分間、参加者が自分の/を考えるワークの時間。

狩野の場合は、

編集者/ライター/著者/グリーンズ・ライター/Urban Innovation JAPAN・スタッフ/オンライン市役所・ライティング課・講師/まち歩き好き/ブルボン教ルマンド派/京都人/

などと話しました。会場では話さなかったけれど、確かにサロン文化大学の主宰、石窯を使ったパンづくりのワークショップのスタッフ、けんちくの手帖のスタッフなどを含めたスラッシュの場で、いろんな人と知り合ったり、スキルアップにつながっていますね。自分はスラッシャーだったのか。

ほかの参加者の方で印象的だった言葉は、テラス席マニア、キャンプのおにいさん、節約家でした。

神戸市長・久元喜造さんのblogの話

市長がblogで同じ役所内でなんとか局さんとさんづけすることに違和感を感じる話を書いていた。縦割りの象徴的エピソード。

組織への「さん」づけに関する悶々・・・
神戸市役所にお世話になって6年余りが過ぎましたが、どうしても違和感を感じることのひとつが、「さん」付けです。 多くの職員のみなさんが、ほかの局や部に「さん」を付けるのです。 「〇〇局ですが、各局さん

市長blogより一部引用

神戸市役所にお世話になって6年余りが過ぎましたが、どうしても違和感を感じることのひとつが、「さん」付けです。
多くの職員のみなさんが、ほかの局や部に「さん」を付けるのです。
「〇〇局ですが、各局さん には、大変お世話になっています」
「〇〇局さん には、・・・にご協力いただき、ありがとうございます」
といった風に。
私のところに説明に来る時にも、
「これは、〇〇局さん からこういう風にきいております」
といった説明が行われます。

私も、36年間、国や地方自治体で仕事をしてきましたが、ほかの組織に「さん」を付ける風習は、神戸市が初めてでした。
兵庫県庁の幹部の方に尋ねてみましたが、そのような風習はない、とのことでした。
民間企業でも、聞く限りそんなことはないようです。

これか…。確かに気持ち悪いですね。

このエピソードがきっかけでつなぐ課ができた、という流れだったかどうか記憶がオボロげです。

神戸市つなぐラボでの活動

神戸市:企画調整局 企業連携推進課
神戸市役所企画調整局 企業推進課のページです。 神戸市

長井さんのSNS活用方法

・Facebookがあと100人で5000人(限界)になってしまう。
・Facebookが自分の情報収集の場なっている。
・Facebookで発信することで、企業から声がけしてもらえたり。

→狩野の解釈。つまり長井さんのFacebookがひとつのメディアになっている。神戸市役所の情報を広げるDJ的な役割。リスナーからコメントでプロジェクトが拡張していっている。その例。

・湯沢市役所
→東北地方5都市へ

・食品ロスを削減する「TABETE」
→地元のパン屋を巻き込んだ。NPOのメンバー。捨てられるはずのパンが300セットぐらい売れている。売り上げだけでなく、パンを捨てる罪悪が軽減できた。

TABETE - 食品ロスを削減するフードシェアリングサービス
自分にも、お店にも、地球にも。みんな心地よい食の選択を。TABETEはまだおいしく安全に食べられるのに、「食品ロス」になってしまいそうな食事をレスキューできる【フードシェアリングサービス】です。

・UberEats

・出前館

・キッチンカーの取り組み
→メモ。アンケートを書いてくれたら割引100円します。アンケート回収率が高まった。

・飲食店支援とテレワーク推進支援を同時に行う実証事業「KOBE Work Space Share」

https://www.city.kobe.lg.jp/a05822/820156122512.html

・Clubhouseで取材を公開した。iPhone自腹で買いに行った。

・高齢者 ゲーム

長井さんの流儀

・とりあえずやってみよう
・100点を狙わない
・壁を取り払う
・やってみたいことをいろんな人に発信しよう

・あの人だからできるわけではない

長井さんの複業の話

・神戸市 地域貢献応援制度
→会社員とかは無理。知られざる神戸を発掘したい、NPO「Unknown Kobe」。財布を公開している。

Unknown Kobe
Unknown Kobe

セルフプロデュースの流れ

・○○の人。ファーストインプレッションを植え付ける。
・やったことを発信する。
・ネガティブな発信はしない。

スラッシャーの話、再び。

スラッシャー(自分の引き出し)×自分にないもの(=探すべき仲間)→やりたいこと

ワークの時間。やりたいことはなんですか?

狩野の場合はシンプルで、

やりたいこと=2冊目の本が書きたい。興味深い働き方をしている自治体職員の方と知り合いたい。
自分にないもの=興味深い働き方をしている自治体職員の知り合い。だから今日来ましたよ。

と話しました。

質問の時間

▼官民連携の話を聞いたけれど、官官連携というか、同じ職場の別の部署の人たちとの連携のコツを聞きました。

・まずはやってほしいことを自分でやってみせる。それを少しずつ引き継いでもらうようにする。

▼ほかの方の質問でのメモ

・その日にできることは全部やりきる。残務を残さない。
→頭が下がります。

▼やまのうさんの感想、質問

・公務員だけやっていると守りに入ってしまう。お金をもらわないで何かをやることを複業と呼べばいい。

・神戸市、生駒市が目立ちますが、基礎自治体はもっと複業したほうがいいと思いますか?
→絶対やったほうがいい。
→「狩野が聞くべき質問だった」とあとで後悔。

▼官民連携のノウハウをまとめている。まだ1/8

まとめ

こんなにハッキリとクリエイティブ・クラスな人材が見えている神戸市ってすごいですね。これからも長井さんの活動に注目していきたいです。

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拙著の中でも神戸市広報課の投稿や、ハッシュタグ、#お国自慢しりとり について取り上げています。ぜひ読んでみてください!

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